角福岡で絶大な人気を誇る、チーズタルト店BAKEのデザイン等。

インテリアデザイン等で並々ならぬ活躍されており今回大芸工展 審査員を引き受けていただいている高須学さん。

学生時代にしていたことや、芸工への期待についてのお話を伺いました。

 

 

高須 学(Takasu gaku)
1974 年福岡県生まれ。九州芸術工科大学卒業後、一級建築士事務所に6年間勤務。 2002 年にタカスガクデザイン(現 TGDA) を設立。株式会社タカスガクデザインアンドアソシエイツ 代表取締役。

 

 

 

 

株式会社タカスガクデザインアンドアソシエイツ(TGDA)とはインテリア・プロダクトデザイナー高須学とインテリアデザイナー手島紗夜のユニットによるデザイン事務所です。 「シンプルに、永く、美しく」をデザインコンセプトに、いつの時代も変わらず空間そのものや物自体に潜む本来の美しい音色を最大限に増幅させる「良質なアンプ のようなデザイン」を心がけています。

 

クライアントとエンドユーザーのためのシ ョップインテリアデザインや、住まい手それぞれの心地よい「間」を導き出す住空間デザイン、モノ本来の持つべき姿形やそのストーリー性を深く読み、腑に落ちる 形を追求する家具プロダクトデザインなど、空間から家具・日常品のプロダクトデ ザインまで幅広い領域でデザイン活動を行っています。

 

 

TGDA 公式サイト

 

 

 

 

L’eau Blanche interior_2016

 

バーテンダーとしての経験がデザインの力に。


 

 

「学生時代に行った活動で現在の仕事でも活きていることはありますか」

 

 

私は当時、抜群に優秀な学生ではなかったです。ただ流行への興味や世の中への好奇心は人一倍旺盛持っていたと思います。学生時代、ずっとバーテンダーのアルバイトを行っていました。仕事柄色々な職業の大人達と話すことが出来たこと、サービス業の楽しさや、街中の店や商品の流行り廃りなど、大学内では経験できないリアルタイムな現実を学ぶことが出来ました。今現在、その経験が、ショップやプロダクトのデザインに結びついていると思っています。

 

 

 

AXIS -milano salone 2015 Axis of rotation- product_2015

 

 

「高須様の思う学生時代にやるべきことを教えてください。」

 

 

デザインには美しいもの、優れたものを生み出せる直球的な才能も必要ですが、それ以上に、物事を俯瞰して多角的に見る視線が重要です。その視線は、デザイン教育だけではなく、様々な経験が必要になってきます。教室でデザインを学ぶだけでなく、外に出て、たくさんのことに触れて欲しいと思います。また、勉強するときも、自分の得意領域だけでなく、その周辺の事象についても気を配ってほしいです。それが、洗練されたデザインを生み出すことにつながって行くと思います。

 

 

総合力で芸工だけの力を。


 

 

「これからの芸工に期待することはありますか。」

 

 

他の美大芸大生よりも、多角的な視点を養い総合力で勝負するのが芸工のカラーだと考えています。これからは、総合力を持つデザイナーの需要は高まると思っています。芸工生、このままその武器を磨き続けてほしいです。

 

 

 

「最後に、大芸工展へひとことメッセージをお願いします。」

 

デザインを作る感覚、「センス」は後天的に作られるものだと思っています。様々な領域に興味を持ち、深く掘り下げ、対象に対する自らの考えを深めることで「センス」は磨かれていきます。いつ始めても遅くない。他にはない自分だけの「センス」を磨いて、世の中で活躍してほしいと思います。

 


 

 

福岡を代表するデザイナーである高須さんに審査員を引き受けてもらえることに感動しています。バーテンダーの経験がデザインの力になっていることが驚きました。自分も、多角的な視野を身に着けることを意識し、外に出て机の上ではできない経験を積んでいこうと思います。

 

 

(執筆者:足立昂貴)