有馬 駿(Arima Shun)
中島 生幸(Nakashima Takayuki) 
福田 和生(Fukuda Kazuki)
九州大学芸術工学府 修士1年

 

 

作品説明

作品動画
Long ver 6:56
Short ver 3:09

 
天気と建築の関係について再考を行う。

時代と共に自然の摂理に関係なく生活できる様になってしまった。

風や雨や音や光は遮断され、換気設備や照明器具によって保管される生活。

もはやどこに住んでいても、どこにでもある生活が可能になってきているのである。

便利になったこの時代では、天気は必要ないのであろうか。

反面に、生活が一様になり、自然を享受する豊かさがなくなっている。

便利な世の中だからこそ、どちらの豊かさも共存させることができないだろうか。

 

建築をもう一度自然の中に戻し、天気と共に生きる生活を実現できないものか。

天気により与えられた環境に対して、様々な場面に対応しながら手を動かすことをデザインとして、生を実感できる新しい住処を創造することを目的とする。

作品制作の経緯や思いなど

「天気と人の関わり」というデザインテーマと自分たちの専攻分野である「建築」に焦点を当てて考えた時、昨今の建築における外部空間との断絶性が気になりました。ある天気一点に絞られず、連続的に変化する環境と並行して即興的に変化される建築が提案できたらと思い、アイデアを膨らませました。

また、大学生活も終わりに差し掛かりつつあるこの時期に、自分自身の体と技術を使って実際に1/1スケールの空間を作り、建築するということを身を持って体験したいという想いがあり、ただのプレゼンボードや模型に収まらず、森の中で作ってしまおうとなりました。笑

 

この森の所有者からは、「都市の中心部から近いこの油山を何か面白い活動に使ってもらいたい」という要望が以前からあり、今回のこの提案がきっかけとなり、今後も様々な活動へと派生していければと思います。

 

審査員の方々から、「何か実際につくるという泥臭い根性が気に入った」という意見をいただき嬉しくなった一方、美しいデザインには届いていないという現状を今後さらに検討していきたいと思います。

制作者からのメッセージ

大芸工展に出展した事で、全国の芸工生やデザイナーの方々から様々な意見をいただくことができ、デザインについて考えるきっかけとなりました。

 

普通のコンペではできない、自由なデザインを表現する場をいただけたことが有り難かったです。ありがとうございました!

 

出展者…九州大学芸術工学府 有馬駿・中島生幸・福田和生