井上雅也 (Inoue Masaya)
神戸芸術工科大学 大学院1年生 アート&デザイン専攻

作品説明

兵庫県神戸市兵庫区の大阪湾なる神戸港に面する岬。

住工混在・兵庫運河・和田岬線などの資源があることから景観形成地域として認定され、三ノ宮・元町に次いで都市開発が計画されている。
戦後、区画整備やインフラの開発により和田岬の表情は大きく変化した。現在、その形状が都市開発の障害になり、美しい街を作るために大規模な開発が計画されている。

まず、フィールドサーベイによる用途分析や資源の発掘をレイヤー分けした環境カルテを作成した。そこに歴史や文化など都市の記憶に必要な分析を行う。
次に記憶の抽出として対象敷地の学校や工場にアポイントを取り思い出話の文字起こしからモノ・コト・トキの文節を抜き出し地図に当てはめ
る事でできる記憶レイヤーを年代別に作成した。

今回の大芸工展ではリサーチまでの展示でしたが、修士設計に向けてこのリサーチを手掛かりに設計を進めていきます。

作品制作の経緯や思いなど

美しく見える都市開発が 人の本当に大切な ー記憶ーというものを 消失させているのではないかと疑問を持ち、「都市の記憶」は歴史・文化・環境・用途・地形等の実空間に存在する(していた)事実の記憶「人の記憶」は” 使うこと”=アクティビティを各々が体験してきた過去であり、メタ化された記憶。

「都市の記憶」と「人の記憶」 両者がリンクしたものが「継承するべき記憶」として取り扱い提案しようと思いリサーチを進めました。

出展者…神戸芸術工科大学 大学院1年生 アート&デザイン専攻 井上雅也